低血圧、中でも起立性低血圧の改善に、踵の上げ下げ、足の甲の上げ下げが効果的。
NHK・Eテレ『きょうの健康』(2024年12月号)(←アフィリエイトリンクです)から学んだ内容をシェアしたいと思います。
低血圧の種類
低血圧の主な種類として、以下のものがあります。
- 本態性低血圧…収縮期血圧が常に100mmHg以下であるものの、原因となる疾患が特定できない
- 症候性低血圧…怪我による出血や心臓の病気があるなど、血圧の低下に明確な原因がある
- 起立性低血圧…立ち上がった時に立ち眩みや眩暈などが起こる
ちなみに、低血圧に明確な診断基準はありませんが、一般には「収縮期血圧(いわゆる “上の血圧” )が100mgHg以下、拡張期血圧(いわゆる “下の血圧” が60mgHg以下)」が目安とされています。
この記事では以下、起立性低血圧の原因と、その対策についてまとめます。
起立性低血圧の原因
起立性低血圧の原因として、主に以下のことが考えられます。
- 自律神経の働きの異常
通常、心臓から送り出される血液量と、心臓に戻る血液量のバランスが一時的に乱れても、自律神経の働きで調整されていますが、何らかの原因で自律神経の働きが乱れると、血圧が下がって症状が現れます。 - 薬の副作用や加齢
薬の副作用、また、加齢で血管の弾力が低下すると血圧の調節が遅れ、起立性低血圧が起こりやすくなります。 - 全身を循環する血液量の減少
例えば、胃や大腸などからの出欠により血液量が減少し、起立性低血圧が現れることがあります。
突然、起立性低血圧の症状が現れた場合は、重大な病気が潜んでいることがあるため、注意が必要です。
起立性低血圧のための運動
自律神経の問題により起立性低血圧が起こる場合の対策として、
- 水分と塩分をとる
- 早寝早起きなど規則正しい生活と、十分な睡眠
- ストレスを抱え込まない
- 運動をする
などがおススメです。
そして、運動については、下肢の筋力を鍛えることが大切です。
脚の筋肉には、血液を心臓に戻すポンプの働きがあるため、意識して鍛えることが必要です。
そのためには、踵を上げ下げ、足の甲を上げ下げすることで、この筋肉がしっかり使われます。
椅子に座って簡単にできますし、あるいは立って行うこともできます。


外出先でも、信号待ちの時、電車のつり革につかまってなど、いつでも簡単にできます。
低血圧でなくても、全身の血流を良くするためにも、また筋力の維持のためにも、この運動を日常生活の中に溶け込ませていただくと良いのではないかと思います。
私なりのアレンジも含め、動画を撮りました。
ご参考にご覧ください。
以上のほか、医療機関を受診する目安、立ち眩みが起こった時の対処法など、より詳しい内容は『きょうの健康』(2024年12月号)(←アフィリエイトリンクです)をご覧ください。低血圧のほか、低体重、低血糖など “低いのも注意” と題して、興味深い記事が載っています。
本日も最後までお読みくださり、どうも有難うございました。