今日もかかとの上げ下げ・・・
どんだけ上げ下げしたら気が済むねん?!
と突っ込まれそうですが、今日の話をしないと終われない(‘◇’)ゞ
と勇気を奮い立たせて書いています。
先日の記事では、踵の上げ下げによる脳への刺激が高血圧の改善に効果的、という『今日の健康』(Eテレ)のお話をご紹介しました。
そして次の記事では、それによく似た気功法「背後七顛百病消(はいごしちてんひゃくびょうしょう)」をご紹介しました。
この「背後七顛百病消」には、別のやり方があるんですね。
なので今日は、それをご紹介します。
手の動作がとても優雅で、気功的です。
高血圧でなくても、全身の細胞が振動して気持ちいいので、是非お試しくださいね。
やり方
それでは早速、やり方を見てみましょう。
- 握りこぶし一つ分、足の間を開けて立つ。
- 手を前に上げる(手の甲が上向き)。
- 手を沈めてきて手首を立てる。
- 掌で下を押すようにしながら両踵を上げる。
- 膝を少し緩めてから、踵をストンと落とす。
- 2~5をもう1回行う。
- その後、しゃがんで膝を抱えて、お尻を左右に揺らす。
- ゆっくり立ち上がる。
特徴
では、今回の動きの特徴を見ていきましょう。
手の上げ下げが気功的
手を上げて、下げて、下を押さえる力で踵を上げる。
空中だけど、下を押さえる。。
イメージが大切です(^_-)-☆
とても気功的な意識で、とても柔らかい気功的な動きになります。
太極拳にも通じるところがありますね。
また、単に手を前に上げるのではなく、「矛盾力」という気功独特の意識で上げていくのが隠し味です(*^^*)
お臍で命門穴(お臍の真裏のツボ)を後ろに押すようにすると、手が反対に前に伸びてくるという矛盾する力が働くんですね。
踵を上げる時には、「百会」穴(頭のてっぺんのツボ)が上に吊り上げられるような意識で(*^^*)
膝を緩めて踵を落とす
前回ご紹介したやり方では、踵を少し下げてから落としたのに対し、今回は膝を少し緩めてから落とします。
どちらも、最高地点から落とさない形になりますね。
私の感覚では、膝を緩めて落とすより、踵を少し下げてから落とした方が、全身が振動する感覚が味わいやすい気がします。
しかし、膝を緩めて踵を落とすので、膝が少し緩んだままですが、そこから足裏で床を踏んで伸びる感覚が、また一味違う気持ちのよさを味わうことができます。
膝を抱えて腰を伸ばす
2回踵を落とした後、膝を抱えてしゃがんで、お尻を左右に揺らします。
お尻から腰のあたりがストレッチされて、とても気持ちがいいです。
「足の太陽膀胱経」というラインがストレッチされるので、水分代謝にもいいですね。
ただ、膝を曲げるのがつらい方は、この動作はやめておきましょう。
まとめ
今回は、「背後七顛百病消」の別バージョンをご紹介しました。
先日の記事で書いたように、踵の上げ下げにより、高血圧の改善の他にも、全身の血流改善や筋肉強化、また冷房の冷え対策などにもおすすめです。
「背後七顛百病消」は、2つのパターンともほんの数分でできますので、毎日の生活の中にそっと取り入れて、自然に習慣になるといいですね(*^^*)
今回のやり方は、私は『DVDで覚える 健康太極拳』(楊慧 著/新星出版社)で学び、自分なりに少しアレンジしました。
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楊慧先生は、色々本を出されているので、この他の新しい本にも載っているのではないかと思います。
ということで、本日もかかとの上げ下げにお付き合いくださり、どうもありがとうございました(*^^*)